【五十嵐貴久原作】新・オトナの土ドラ「リカ」第8話(最終回)感想

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娘の亜矢(稲垣来泉)の行方不明にはリカが関わっていると思った本間(大谷亮平)は、菅原刑事(藤岡正明)に連絡を入れる。事件性がなければ携帯の着信記録から犯人を探し出すことは難しいという菅原刑事は、まず行方不明や事故の線で捜査すると話す。リカの仕業だとはまだ特定はできないが、3年前の花山病院の資料からも「リカ」の情報を探し出してみるとのことだった。

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第8話あらすじ

花山病院自体のリカの経歴から調べた住所には、過去も現在も「雨宮リカ」は存在しなかった。履歴書に書かれていた情報は、何もかもウソだったのだ。3年前の事件でリカに疑いがかからなかったのは、亡くなった医師同士のトラブルだと考えられていたからだという。リカの巧妙な手口に感心したような口ぶりの菅原刑事に、娘の身を案じる本間の妻・葉子(徳永えり)は激高する。非通知先の発信場所については、令状審査が通れば雨宮リカの情報を得られると言うが、時間はかかる。警察に頼らず自分で居場所を見つけるしかないと思った本間は、リカと知り合ったメッセージアプリからもう一度メッセージを送ることを思いつく・・・

 

メッセージ

「お互いの誤解を解くために、もう一度二人できちんと話がしたい」という本間のメッセージを見たリカから着信が入る。「たかおさんなら、きっとわたしの気持ちをわかってくれると思っていたわ」と話すリカ。会って話をしたいので住所を・・・と言いかけた本間に「わたしがたかおさんのおうちに行くわ」と答える。亜矢の安否に関する質問にはまともに答える様子のないリカに、声を荒げようとした本間を妻が制止する。お願いします、と答える本間に素直に喜ぶリカ。「すぐに準備していくわ」

 

リカが来る前に妻の葉子は実家に避難させた方がいいと話す菅原刑事。マンションの前の見張りをしつつ応援を呼び、応援が来次第、本間の元に警護に向かう。雨宮リカの家が判明次第、すぐに娘の亜矢の保護にも向かわせるという。本間と亜矢の身を案じながら、葉子はその場から非難するのだった。

 

リカとの対峙①

本間のマンションの前で、県警本部に応援要請をしている菅原刑事。しかし、事件性が低いと判断しているのか応援要請になかなか応えてもらえない。「3年前の花山病院の捜査にも関係する重要な案件なんです」と必死に訴える菅原刑事。そこへ、後方からキャリーカートを押す音が近づいてきた・・・

 

振り返ると、そこにはリカが。

 

「花山病院・・・?刑事・・・」

 

菅原刑事の言葉を聞いたリカは、眉をひそめつぶやく。その言葉に、リカだと気づいた菅原刑事。

 

「雨宮・・・リカ・・・」そう口を動かした瞬間、リカが菅原刑事の胸をメスで突き刺す。驚愕の表情を浮かべたままその場に倒れ、動かなくなる菅原刑事。胸から、赤い血がじわじわと滲んでいる。血のついたメスをバッグにしまい、冷たく見下ろすリカ。

 

リカとの対峙② 

本間の部屋のインターホンが鳴る。そこには笑顔で立つリカの姿が。

「どうして・・」思わず叫ぶ本間。「散らかっているので5分ほど待ってもらえないか」と言い、その間に菅原刑事の携帯に連絡をするがすぐに留守電に切り替わる。リカが現れたことを伝え、連絡を待つと伝言を残し電話を切る本間。慌てて目につく刃物を隠し、護身用のクラブをクッションの裏に隠す。そうしているうちに、ついにリカがやってきた・・・

 

「こんにちは、たかおさん」

 

満面の笑みで本間の部屋の入口に立つリカ。手元には旅行用のキャリーカートが。

本間の案内で部屋へ招き入れられたリカは、部屋の広さや雰囲気に「わ~・・・・ひろ~い・・・想像以上だわ・・・」と、満足そうにつぶやく。すでにここがリカと本間の家であるかのように、カーテンの色を変えてもいいか、照明はシャンデリアにしたい、キッチンもリフォームしないと・・・と、夢見るように喋り続けるリカに戸惑いながら「お茶を淹れてくる」とその場を離れる本間。

 

その間にもリカは、持参したキャリーカートを開き「毎回持ってくるの面倒だから置いていい?」とメイク道具を置く場所を尋ねる。リカの様子に「い、いや・・」と口ごもる本間。

 

「ダメなの?」

 

一瞬でドスの聞いた声に変るリカ。

 

「いえ・・・」本間はそう答えると、リカがメイク道具を置きに離れた隙に再び菅原刑事に連絡を入れる。だが、マンションの前には以前血を流し身動きをしない菅原刑事の姿が・・・

 

手に入らないもの

コーヒーをリカに出す本間。そのコーヒーを暗い目でじっと見つめているリカ。

「どうぞ」」

 

「たかおさんのと交換してもらえる?」

 

そう言って、本間の前に自分のコーヒーを差し出すリカ。何か入っていないか、疑っているようだ。「たかおさんから飲んで」そう言われ、仕方なくリカから渡されたコーヒーを飲む本間。その様子を見て、安心したように微笑みコーヒーに口をつけるリカ。

 

「いいですね、家庭って」そうつぶやきながら、部屋を見回すリカ。

 

「わたしが欲しくて、なかなか手に入らないもの・・・・」

 

リカの夢

「運命の相手と結婚してあたたかい家庭を作る、それがわたしの夢」

「なのに、高校生の頃から運命の相手が不幸に見舞われて、次々とわたしの前からいなくなってしまった・・・」

「3年前も、ようやく運命のひとに巡り合えて、心から愛していたのに・・・」

 

リカの言葉に、亡くなった探偵の原田から渡された花山病院での事件の被害者リストを思い返す本間。その人の名前は・・・と尋ねる本間に、リカは「大矢昌史さん」と答える。彼が死んで、世界に絶望していたリカだが、本間に出会ったことで「本当の運命のひとに出会わせてくれた」と思ったと話す。今度こそ失いたくない、あなたを・・・と狂気を秘めた眼差しで訴えるリカ。

 

「お・・・おれは運命の相手なんかじゃない!」

 

思わずそう叫んで立ち上がる本間。「お互いがお互いを求め会ったから出会ったのよ」というリカに「すべてリカの思い込みだ」と否定する本間。「どうして・・・たかおさんの方から会いたいっていったのよ!」と叫ぶリカ。

 

メッセージアプリを通して、最初にリカに会いたいと伝えたのは、確かに本間からだった・・・・。自分にも、こうなるきっかけを作った否があると気づいた本間は冷静になり、リカと話すために椅子に腰を下ろす。

 

そんな本間に、リカは「この小説にもそう書いてあるじゃない」とバッグから、本間が映画化しようとした原作小説「小説家の恋」を取り出す。「なんでそれを・・・」という本間に、たかおさんのことなら全部知っていると返すリカ。

 

菅原刑事の携帯の行方

リカとまともに話すことは無理だと判断した本間は、せめて娘・亜矢の無事が知りたいとリカに尋ねる。「亜矢ちゃんに会いたい?」と嬉しそうに尋ねるリカ。亜矢に会わせてくれと懇願する本間に、リカは「そんなにあせらないで」とにこにこと笑いながら話す。一向に亜矢の居場所を教えないリカに業を煮やすが「そんなに怖い顔しないの」となだめるようにいうリカに、もうこれ以上は無理だと立ち上がり携帯を取り出した。

 

菅原の番号を鳴らす本間の後ろで、リカのバッグが鳴る。やはり留守電だ。何度もコールを鳴らす本間。何度目かのコールで、鳴り続ける携帯をバッグから取り出したリカ。ふと本間が目をやると、それは・・・・

 

菅原刑事にかけている電話が、リカの手元の携帯から鳴っていると気づいて取り上げる本間。下で何かあったんだ!とたずねる本間に、「変な人がずっとマンションを見張っていて、花山病院とか刑事とか、わたしの名前まで知っていて」「すごく気持ち悪かった」と答えるリカ。菅原の身に何かあったと知り「菅原さん・・・」とつぶやく本間。

 

「わたしたち、家族になるんだから」

「そんなことより、将来の話をしましょう。奥さん、離婚に応じてくれそう?もし話がこじれそうなら、私が協力する」と本間の手を握りながら迫るリカ。その手を振りほどき「俺は離婚なんかしない!亜矢をどこにやったんだ!」と問い詰める本間。その鬼気迫る様子に「どならないで・・・」と子供のようにおびえるリカ。警察にいこう、とリカを連れ出そうとする本間とリカはもみ合いになり、倒れて頭から血を流すリカ。本間は隠していたゴルフクラブを振りかざし、娘の居場所を教えろとリカに迫る。

 

「わたしの部屋よ」

 

老婆のような声でリカが言った。

 

「わたしは何も悪いことなんかしてない。たかおさんの大事にしているものを傷つけたりしない」

 

ーリカの回想ー

リカは、亜矢には手を出していなかった。ただ、家に招き入れて洋服を見せたりおしゃべりをしていただけだった。リカのベットで漫画を読みながらリカと楽しそうに話をしている亜矢。リカの手作りの洋服をあててもらい、鏡の前で楽しそうにしている。そうしていると、リカはふつうの優しい女性のように見える。リカは、亜矢に「パパの友達」と説明していた。ミートスパゲティを食べて眠くなった亜矢は、そのままリカの家で眠っていたのだ・・・

 

 「亜矢ちゃんは、たかおさんとわたしの大事な娘なんだから。わたしたち家族になるんだから」と訴えるリカに「ふざけるな、あんたはただのストーカーだ」と強く告げる本間。思いがけないことを言われたような表情で「わたしはストーカーなんかじゃない!」と叫ぶリカ。どうせ大矢って医者も殺したんだろう、と坂井も、原田も、全員お前が殺したに決まってる、と叫ぶ本間を悲しそうな表情で見つめるリカ。

 

わたしには、もうたかおさんしかいない

「わたしの何がいけないの・・・?」

「わたしはいつも失ってばかり・・・」

「誰もわたしのことを信じてくれなくて」

「幸せになろうと思っても、みんな私の邪魔ばっかりして」

「たかおさんと一緒になれるなら、他には何にもいらない」

「どんな努力だってする」

「お願いします、わたしのこと、どうか嫌いにならないで・・・」

 

そういって、たかおにすがるリカ。

 

「わたしにはもうたかおさんしかいないの・・・」

 

あなたの全部もらう

リカがどんな人生を送って来たのか自分にはわからないが、きっとつらいことが多かったんだろう、と本間。でも、リカの気持ちに応えることは出来ないと話す。

 

「どうしても?」

「ああ、どうしてもだ」

 

自分には命より大切な家族が居て、それはリカではない、と本間。それを黙って聞いているリカ。娘のところに連れて行ってくれ、という本間に「わかった・・・」とつぶやき離れるリカ。

 

次の瞬間、リカの手に注射器が・・・

 

本間の足に突き刺されている注射器。リカはバッグから続けざまに次の注射器を取り出し腕に突き刺す。動けなくなった本間を椅子に座らせるリカ。「何をしたんだ・・・」怯えながらリカに尋ねる本間。「たかおさんがいけないのよ。私を運命の相手と認めてくれないから」そういうリカに、俺を殺す気か、と尋ねる。返事の代わりにかぶりをふるリカ。

 

「あなたの手も足も、全部もらう・・・」

 

そうつぶやいて、本間の手を握るリカ。「目も口も全部リカのものよ」そう言いながら本間の体を舐めるように見つめるリカ。本間は恐怖にかられ「何をするつもりだ」と震える。

 

「たかおさんが口がきけなくなっても、目が見えなくなっても、わたしは決してたかおさんを見捨てたりしない」

「下の世話だってちゃんとするわ。私が一生たかおさんの傍にいて面倒をみてあげる」

「そうすれば、リカの愛は本物だってわかるでしょう?」

 

注射器を振り上げながら満足げにそういうリカに

 

「狂ってる・・・」

 

と本間。リカが微笑みながら注射器を首筋に向かって突き刺そうとしている・・・

 

ーリカの家ー

 リカの家で目を覚ました亜矢。「おねえちゃん?」とリカの姿を探すと机に置手紙が。

 

<あやちゃんへ

パパをおむかえにいってきます。おへやでまっていてください。おやつはれいぞうこにはいっています       リカ>

 

突入

ガムテープで手足を縛られている本間。机の上には、注射器、メス、そして<何かを切断するもの>のような大掛かりな手術器具が。その中には、さっき菅原刑事を刺したメスも入っている。

 

「すぐに楽にしてあげるからね」

 

そういってリカは、麻酔を取り出し「最初だけチクっとするけど、我慢してね?」と子供をあやすように言いながら近づいてくる。そのまま本間の顔を抑え、危険を感じて目閉じた本間の目を開いて注射しようと迫る・・・その瞬間だった。

 

マンションのドアが突然開き、刺されたはずの菅原刑事が2人の警官を連れて飛び込んできた。

 

「そこまでだ!雨宮リカ、傷害罪で逮捕する!」

「どうして・・・」

 

殺したはずの菅原刑事が生きていることに驚いているリカ。逮捕しようと近づく警官たちにメスで切りつける。1人の警官が腕を切られ負傷する。さらにメスを振りかざすリカに、銃弾を放つもう1人の警官。弾はリカの腕に命中。傷つきながらも「ダメ、たかおさんは渡さない」とさらに向かってこようとするリカに「打て!」と叫ぶ菅原刑事。リカは足を撃たれ、倒れ込む。すかさず菅原刑事たちはリカを確保。「たかおさん、助けて!」と助けを求めるリカ。手錠をかけられたリカの腕は、あざが再び強くなっている。

 

真っ先に娘・亜矢の身を案じる本間に、たった今、リカの家が特定されて捜査員が向かったと伝える菅原刑事。刑事が襲われたことで、警察がやっと動いたのだ。菅原刑事は、防弾チョッキを着こんでいたことで致命傷を免れたのだという。そこへ、救急隊も到着する。連れて行かれる間際まで「たかおさん!たかおさん!」と叫び暴れるリカ。その異常な体力に警官二人がかりでも取り押さえるのがやっとだった。

 

亜矢との再会

無事保護された亜矢と再会する本間と妻・葉子。

「亜矢、大丈夫か」「亜矢、だいじょうぶ?」

口々に心配する両親を前に、亜矢はリカの家での出来事を思い返す。

 

<亜矢の回想>

リカの家でミートソースを食べている亜矢。

「あ、そうだ。さっきは助けてくれてありがとう」

「いいのよ、そんなこと」優しい表情で亜矢を見つめてそういうリカ。

「おねえちゃん、やさしいね」

 

亜矢にそう言われて、うれしそうなリカ。リカは、学校でいじめられている亜矢を目撃して助けていたのだ。

 

「いつもあんな風に友達にいじわるされているの?」

 

そう尋ねるリカに、母親と実家に住むようになってから「いつ離婚するの」とからかわれるようになったと話す亜矢。「そう・・・」と眉を寄せて答えたリカは立ち上がり、亜矢の傍に来る。「あんな子たち相手にしちゃだめ。みんな亜矢ちゃんがかわいいから嫉妬してるだけよ。離れてたってパパは亜矢ちゃんのことすごーく大切に思っているから」とやさしく励ます。リカの言葉に「うん」と笑顔になる亜矢だったが、ふとリカの手のあざに気づいて、「それ、どうしたの?」尋ねる。

 

母親の虐待の後である手首の「あざ」にコンプレックスのあるリカは思わず腕を隠す。しかし、亜矢はリカのあざに自分の手を重ねる。父親にいつもしてもらっている、ケガが早く治るおまじないだという亜矢に「こんなにやさしくしてもらったの初めて」とリカはつぶやくのだった。

 

<回想 終わり>

 

本間と母・葉子に抱きつき泣く亜矢。やはり、一人で置き去りにされて心細かったのだろう。

 

ー事件から1週間後ー

会社に出社している本間。部長に、無理をするなと言われている。そこへ、リカに脅され本間の情報を渡していた、千秋がやってきた。。

 

リカの件を本間に詫びる千秋に「千秋さんもリカに脅されていたんだろう」といたわる本間。その言葉に「本当に怖かった・・・」とリカとのやりとりを思い返す千秋だった。リカの事件について、今後の裁判で証言するつもりだと話す本間に、自分も花山病院の事件について証言すると話す千秋。本間は、皮肉にもリカの事件が家族と再び暮らす決意をする後押しになったと話し、家族の大切さがあらためてわかったと笑顔で語った。

 

それから数日後・・・

 

家族が戻ってくる日。亜矢や葉子の荷物の詰まった段ボールに囲まれている本間。家族から、もうすぐ来ると電話を受けている。電話を切ってまもなく、インターホンが鳴る。「早かったな」そう言いながら笑顔で玄関に向かう本間。勢いよくドアを開けると、そこには笑顔で立つリカの姿が・・・・

 

「ただいま。たかおさん」

 

付けっ放しのテレビの画面には、リカが看護婦を殺害して脱走したというニュースが流れている・・・

 

<END>

 

オトナの土ドラ「リカ」最終回感想

どのようなラストを迎えるかと思いながら見た最終話。原作どおりにはさすがに描けなかったようですね。ドラマの原作小説の「リカ」はとても映像化できないラストを迎えるのですが、ドラマで見えたのはそのほんの一部分。ドラマしか見ていない方は、絶対に原作を読むことをおススメします。リカの恐怖はこんなものではありません。

 

しかし、最終話のリカ。銃で2か所も撃たれながらあんなに暴れられるのは並みの体力ではない気が・・・。しかも男性二人がかりです。さらっと写っていますが、十分普通ではありません。ちなみに、原作のリカはもっとありえない姿見せています。

 

今回、回想シーンがいくつか出てきましたが、亜矢と一緒のリカはいつものリカと全く違いましたね。リカの思いは、非常に偏っていて異常ではあるけれど、ある意味とても純粋なのかもしれないと感じました。リカの愛する人への思いは、「母親に愛されたい子供の欲求」に似ているのかもしれません。リカのしたことは許されることも理解することもできません。けれど、亜矢と一緒のときのリカの姿を見てしまった後は、リカをただの「モンスター」とは言えなくなってしまいました。

 

ドラマでは、リカは「高校生の頃から、愛する人を失ってきた」と話をしています。今後の「リカ」シリーズの続編が出る中で、高校時代も描かれる時があるのでしょうか。

 

五十嵐貴久の小説「リカ」シリーズでは、最新刊「リメンバー」が2019年12月5日(木)に発売されます。「雨宮リカ」事件の20年後を描いたこの作品はリカシリーズの第5弾。「リカ」「リターン」「リバース」「リハーサル」に続く、待望の続編です。今度はどんな恐怖が待っているのか・・・。ドラマしか知らない人は、この機会に一気に読むことをお勧めします。「リカ」の怖さは、まだこんなものではないですよ。

 

 

「リカ」シリーズ時系列 ※タイトル前の数字が刊行順

 

③「リバース」(雨宮家の家政婦、幸子の視点で描かれたリカの幼少期の話)

④「リハーサル」(ドラマ第1部。花山病院が舞台。「リバース」の約20年~25年後の世界)

①「リカ」(ドラマ第2部の舞台。ドラマ第1部から約3年後の世界)

②「リターン」(「リカ」から10年後の世界。リカの起こした事件を追う女刑事の目線)

 

「リメンバー」(2019年12月5日刊行予定)

 

【放送予定】

毎週土曜日 23:40〜24:35

◆第1部:放送終了

原作 五十嵐貴久「リハーサル」)

◆第2部:放送終了

(原作 五十嵐貴久「リカ」)

 

 

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