「まだ結婚できない男」第９話　桑野らしくない桑野。残り１話で恋の行方はどうなる・・・？

「まだ結婚できない男」第９話　偏屈男が素直になって悪いか！」が放送されました。

前回、英治（塚本高史）と桜子（咲妃みゆ）の結婚式を終えて一安心。

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・・・のはずが、桑野（阿部寛）の様子がどうもおかしい。英治たちと事務所で話していると、突然お腹を押さえて苦しみだす。一体桑野に何が起きたのか・・・？！

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第９話「偏屈男が素直になって悪いか！」

事務所で結婚生活について英治（塚本高史）と議論している桑野（阿部寛）。珍しく反論できず黙りこんだ・・・かと思いきや、突然お腹を押さえて苦しみだす。英治たちが駆け寄ると「朝から腹が・・・」とうめく。慌てて救急車を呼ぶ英治たちだが、そんな英治に「反論できなかったのはこの腹痛のせいだ」と苦しみながら言い訳をする桑野だった。

中川（尾美としのり）の病院に運び込まれた桑野。病名は「急性胃腸炎」だという。原因は、日ごろの疲れと不摂生だな、と生活ぶりを注意する中川に、不満そうな桑野。

と、そこへ桑野が倒れたことを聞きつけた、まどか（吉田羊）、有希江（稲森いずみ）、早紀（深川麻衣）がお見舞いにやってきた。「こんなに美女が見舞いにくるなんて・・・」と桑野をうらやむ中川。お前意外にモテ男だったんだな、と桑野を小突くが、「そんな関係じゃない」と全力で否定をする３人だった。

デートの誘い

病院に運ばれて以来、妙に様子がおかしい桑野。いつもなら皮肉が帰ってくるところを、人の言葉を素直に受け入れている。早々に退院してきた桑野は、マンションの出口で偶然出会ったまどかに喫茶店に付き合わされることに。まどかは、実家から送ってきた「黒丹茶」を差し出し、おたがいひとりなんだから、健康には気を付けないと話す。

それを素直に受け取る桑野に、「ほんとうに素直になったんですね」と驚くまどか。

「お互いもう若くないんだし、健康には気をつけないと」と話すまどかに、「もし部屋でひとりで具合が悪くなったらいつでも呼んでください。ベランダを伝ってでも助けに行きますから！」と答える桑野に面食らうまどか。「冗談でもそんなこと言われるとうれしい」というまどかに「冗談でそんなこと言いませんよ」と、毒が１ミリも入らない素直な言葉で返す桑野。

さらに、映画のチケットがあるから行かないか、と誘う桑野。ふだんの桑野からはとても考えられない変化に、思わず笑顔が出るまどか。しかし、まだその先があった・・・

桑野節がそう簡単に無くなるわけがなかったのだ。

結局まどかは憤慨して帰ることになる。。。

また桑野さんとケンカしたんですか？とカフェの面々に言われているまどか。

まどかと桑野は「ケンカしてても、どこか仲良さそうに見える」と有希江は言うが・・・。桑野は、有希江や早紀には親切なことがあるけれど、「自分にはない！」と言い切るまどかに「男の子は好きなひとには意地悪をするっていうし・・」とにやにやしながら早紀がからかう。「それは物語の中だけ」と淡々と否定するまどかだった。

もんじゃの味

熟年離婚をする男性から、１人用の新居の設計依頼が入った。

生き生きと離婚を告げる男性に、「おめでとうございます」と笑顔で答える桑野。その様子に、微妙な表情をしている新婚の英治と桜子（咲妃みゆ）だった。男性は、桑野の「人生１００年時代」のシンポジウムの発言を聞いて、桑野の考え方に感銘を受けたのだという。ふたりはおおいに意気投合するのだった。

早紀の舞台を見に行く予定だったまどかだが、仕事の予定が入っていたことに気づく。誰か代わりに行く人がいないか探すまどかだったが、急な誘いに行けるような人が見つからない。そこへ、偶然事務所にやってきた桑野が代わりに舞台を見にいくことになって・・・

有希江とまどかで行くはずだった早紀の舞台。まどかのキャンセルで有希江と桑野の二人で行くことに。舞台袖から桑野の姿を発見した早紀は、前に演技を批判されたことを思い出し、いつもの調子が発揮できない。上演中、爆笑する観客の中でひとり、ニコリともせず舞台を見つめている桑野。演出家にも、演技が固いと言われ、散々な思いをする早紀だった。

観劇後、桑野ともんじゃを食べに行く有希江。本当はお好み焼きが好きだが、もんじゃの方がヘルシーだ、といつもの調子で講釈を始める桑野。もんじゃは作り方次第で味が大きく変わる、と語り、もんじゃを緻密に計算した動きで作り始める。そのロボットのような動きに何度も噴き出すのをこらえている有希江。しかし、綺麗に盛り付けられたもんじゃを見て「ちがう・・・これはもんじゃ、じゃない」とつぶやく。

桑野が綺麗に盛り付けたもんじゃを一気にくずし、下町流に、こげたところを好きに食べる有希江。桑野もしぶしぶ同じようにして食べてみるが、口にした瞬間、目を見開く。一見めちゃくちゃな食べ方が、思いがけず美味かったのだ。これが本当のもんじゃだ、と笑顔でいう有希江に「勉強になります」と素直に答える桑野。その後も、ふたりで楽しくもんじゃをつついて食べるのだった。

「本当は気になってるんじゃない？」

有希江のカフェにやってきたまどか。

もんじゃで、桑野にいやな思いをさせられたんじゃないか、と心配するまどかに「楽しかったぁ・・・」と笑顔で答える有希江。うんちくとかたれられてないか、と尋ねるまどかに「うんちくくらい、いいじゃない」と有希江。「また行こうかな。桑野さんいい人だし」と楽しそうにつぶやく有希江に、万が一、桑野と結婚したらあれこれうんちくをたれられて、そんなものじゃすまないと忠告するまどか。

そんなまどかに、有希江は「人をそんな風に決めつけない方がいい」と、いつになくきつい口調で答える。本当は桑野さんのこと気になってるんじゃない？と聞かれ、思いがけない質問に、しどろもどろになりながら否定するまどかだった。

おひとりさま、の行方

桑野に設計依頼をしていた男性が、建設を止めて欲しいと言ってきた。離婚した妻から家の権利について裁判を起こされていると言う。男性が持ってきた訴状にふと目をやると、そこには「弁護士　吉山まどか」の文字が。

それを見た桑野は、さっそくまどかの事務所にやってくるが・・・

第９話感想

「あの女医にだけは知らせるなよ」

中川の病院に運び込まれた桑野は、腹痛にもだえながらも「あの女医にだけは知らせるなよ」と言っていました。「あの女医」とは、もちろんあのひとですよね。

前回のヒロインの一人であり、前回のラストで桑野と相思相愛になった

早坂夏美先生（夏川結衣）です。

桑野さんが運ばれた病室で、ノックの音がして誰かが入ってくる、となった瞬間、桑野の表情が変わりましたね。あれはたぶん、夏美さんが入ってくる気がしたからではないでしょうか。予想に反して、入って来たのはいつもの、まどか達でしたが・・・。

桑野さんにとっては、やっぱりまだ特別な人なのではないか、と感じた瞬間でした。

一度は将来を考えた相手同士ですしね。

しかし・・・当時のイメージを大事にするにしても、せめて夏美さんの後ろ姿や声だけでもいいから見たかったです。

今回は、タツオの恋のお相手とも、やっと対面できましたね。散歩で出くわすたびに、早紀の後を追いかけていた強面の男性は、落とし物のうんち袋を届けようとしていただけでした。誤解が解けたところで、やっとタツオと女の子パグ「おもち」が対面。これから２匹はどうなるのか・・・？桑野さんの恋の行方は・・・？

残る最終回の展開が楽しみです。

【「まだ結婚できない男」サウンドトラック、ついに発売！（１１月２７日発売）】

「結婚できない男・まだ結婚できない男」のオリジナル・サウンドトラックがついに発売されました。前回サントラがなかったので、今回は心待ちにしていたのですがやっとこの日がやってきたようです。このドラマに流れる口笛のような音楽がとっても好きなのでさっそく購入しました。到着するのが楽しみです。これで毎日「桑野サウンド」に浸ることができるでしょう！