オトナの土ドラ「悪魔の弁護人」あらすじと原作ネタバレ6話 御子柴の母が夫殺しに?【原作:中山七里「悪徳の輪舞曲(ロンド)」】

オトナの土ドラ「悪魔の弁護人」第6話が放送されました。

 

前回までのあらすじ・ネタバレはこちら。

mpls55409.hatenablog.com

 

中山七里の御子柴弁護士シリーズ第4作「悪徳の輪舞曲(ロンド)」が原作となる、ドラマ第2部がスタート。
「悪魔の弁護人」は、法廷の闘争シーンだけでなく、元・死体配達人である御子柴礼司や「犯罪を犯した人たちの心理」を知ることができます。

 

ドラマ「悪魔の弁護人」のあらすじや原作ネタバレも含めて紹介していきたいと思います。

 

「悪徳の輪舞曲(ロンド)」中山七里(ドラマ「悪魔の弁護人~御子柴礼司」原作)

「悪徳の輪舞曲(ロンド)」中山七里(ドラマ「悪魔の弁護人~御子柴礼司」原作)

「悪魔の弁護人」御子柴礼司~贖罪の鎮魂曲 第6話

どんなに不利な裁判でも、お金さえ積めば必ず勝訴する。

「悪魔の弁護人」と呼ばれる御子柴礼司は、かつて少年犯罪を犯し「死体配達人」と呼ばれた少年Aだった。

 とある邸宅の一室。一人の男が梁から首を吊った状態でぶら下がっている。その足元に遺書を置く女。うつろな表情で男を見上げて―――
ある日、1人の女性が御子柴(要潤)の事務所を訪れる。薦田梓(森脇英理子)――御子柴が少年院に収容されて以降、30年以上会っていなかった御子柴の妹だった。梓は御子柴に衝撃的な事実を告げる。御子柴の母・郁美(浅野温子)が殺人容疑で逮捕されたと。

 

郁美は再婚した夫・成沢拓馬(市山貴章)を自殺に見せかけて殺害した疑いがかけられているという。弁護してほしいという梓の頼みをあくまで冷たくあしらおうとする御子柴。だが、梓は“死体配達人”の母親の弁護など誰も引き受けないと告げる。
「あんたに拒否する権利なんてない。ちょっとは罪滅ぼししなさいよ」

 

拘置所の面会室で郁美と対面する御子柴。再会を喜ぶ母に対して、御子柴はただの弁護人という態度を崩そうとしない。「私はやっていない」と訴える郁美だったが、状況は最悪だった。資産家である郁美の夫・拓馬は、自宅で首吊り死体となって発見された。警察による鑑識の結果、不審な状況証拠が次々と見つかる。首に巻き付いた縄に付いた郁美の皮膚片、遺書の署名部分はカーボン紙のインク、そして成沢の体から検出された多量のアルコール――。子供がいない成沢の遺産はすべて郁美に相続される。すべての状況が郁美の犯行を裏付けている。果たして、郁美は本当に無実なのか……

 

その頃、検事の岬(津田寛治)は事件のあった成沢家の現場を訪れていた。今度こそ、御子柴を法曹界から抹殺するため細かな証拠を集める岬。そこで岬はある驚愕の事実に気付き―――

 

いよいよ始まる「大田区資産家殺人事件」の初公判! 御子柴はまだ気付いていなかった。この裁判が御子柴を、そして家族を再び地獄に引きずり込むことになるとは……

 

引用:東海テレビ公式HP「悪魔の弁護人」より

https://www.tokai-tv.com/akumanobengonin/story/01.html 

 

 

郁美は本当に夫を殺したのか(原作ネタバレあり)

ドラマ第6話では、郁美(浅野温子が夫を殺害するシーンを思わせる映像が少しだけ流れました。原作小説「悪徳の輪舞曲(ロンド)」でも、冒頭に郁美の夫殺しを思わせる回想シーンが出てきます。

その回想シーンに今回の夫殺し事件の真相のヒントの1つがあります。(モノクロなので郁美の顔がわかりにくいのがヒント)

 

ドラマでは出てきませんが、原作小説で郁美は、夫を殺した後、犯罪者となった息子のことを思い浮かべます。

夫殺しが「いつの出来事なのか」それが郁美の抱える秘密となります。「悪魔の弁護人」の原作では最後に明かされる、この事実。

原作通りになるのか、または前回のようにエピソードが少し変わってしまうのか、ドラマを最後まで見逃せません。

 

資産家の夫はなぜ結婚したのか

申し分のない資産を持っていた、母・郁美の再婚相手。

少年Aの母である郁美の過去を知っても、「かまわない」とプロポーズし、近所の評判もいい好人物。でも、そんな人物がなぜ郁美を選んだのか?

「病気で亡くなった」と言われる前妻についても、秘密がありそうです。

 

御子柴礼司に変化が・・・?

これまで、医療少年院時代の元・教官である稲見、御子柴が殺害した少女の姉の裁判でも、大きな感情の変化があまり見えなかった御子柴。

しかし、郁美の前ではいつもの御子柴とは少し様子が違うように感じました。

郁美との会話では、あえて事務的に接しているように見える。そこに御子柴らしからぬ感情の揺れが垣間見えます。

母・郁美と、姉・梓の事件後の生活。犯罪者の家族が、その後どのような人生を歩んでいくのか。郁美たちが周りからどのような仕打ちをうけていたかを知ったときの御子柴の後ろ姿に、犯した罪の重さが大きくのしかかっているように見えました。

 

原作小説の元となった(と思われる)事件について

事件の元ネタとして、半世紀前におきた「サレジオ学園首切り事件」と、まだ記憶に新しい「酒鬼薔薇事件」が浮びます。

サレジオ学園首切り事件(高校生首切り事件)」については、悪魔の弁護人第1話の放送後の記事で少し触れました。

mpls55409.hatenablog.com

 

サレジオ学園首切り殺人事件」の概要はこちらのサイトで見ることができます。

 

kangaeru.s59.xrea.com

 

 原作は、「どんでん返しの帝王」中山七里

原作小説家の中山七里は、第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作者で、ラストで物語の世界観をひっくり返す、どんでん返しが有名。

「どんでん返しの帝王」とも呼ばれています。

 

最後の数ページで、「えっ?」と予想をひっくりかえす展開が非常に楽しい。

 

 

御子柴弁護士シリーズは、現在4作まで刊行されている。刊行順で

 

①「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」

②「追憶の夜想曲ノクターン)」(第1話・2話原作)

③「恩讐の鎮魂曲(レクイエム)」(第3話・4話・5話原作)

④「悪徳の輪舞曲(ロンド)」(第6話・7話原作)

 

「悪魔の弁護人」第6話のシナリオは、原作小説では4作目となる「悪徳の輪舞曲(ロンド)」にあたります。

各シリーズは、それぞれ独立して読んでも楽しめる作品ですが、出来ればシリーズ1作目から読んだ方が最大限に楽しめますよ。

 

 

東海テレビ公式HP「悪魔の弁護人~御子柴礼司 贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」キャスト&相関図】

www.tokai-tv.com

 

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【オトナの土ドラ「悪魔の弁護人~御子柴礼司 贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」放送予定】

◆毎週土曜 23:40~

※次回、第7話放送日 1月18日(土)23:40~

 

 

  

 

 

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