本は読みたいけど、探したり選ぶ気力・体力がない。
できれば近くの図書館にあったらいいんだけど・・・
そんなときに便利なのが、日本最大の図書館蔵書検索「カーリル」です。
「図書館検索のデータベースはイマイチ使いにくい」
「読みたい本をもっと楽に探したい」
「話題の本を読みたいけど、お金に余裕がない」
などなど、もっと楽で便利に図書館の本が探せるツールがあればいいのに・・・と思っている人には、カーリルをおススメします。
「カーリル」とは
「カーリル」は、2010年3月にスタートした、全国7000館以上の図書館のOPAC(オーパック=オンライン蔵書目録)を検索できるウエブサイトです。
「図書館をもっと楽しく、みんなに使われるように」との思いからスタートしたこのサービス。「カーリル」では、自分の最寄りの図書館などを最大10件まで自由に選べて、蔵書の検索やリアルタイムの貸し出し状況まで見ることができます。
通常の図書館データベースにはない機能として
- 「今話題の本」を登録した図書館から検索できる機能
- 読みたいリストの作成
- おススメ本が紹介できる「本のレシピ」機能
- アマゾンの書籍レビューも同時に見ることができる
などがあります。
「カーリル」を使ってみた感想
まず、「話題の本」を登録図書館から一気に調べることができる(横断検索)がとても便利。私のように、病気になってから気力・体力ともに低下してしまい、本は好きだけど探すエネルギーが・・・という方には特にお勧めします。
図書館のシステムって5年更新が多いみたいですが、それにしては使いにくい。読みたい本を調べにくいものが多いんですよね。
その点、カーリルは楽です。
「へえ~、こんな本も今は人気なんだ・・・」と見ているだけでも楽しい。
また、最新の話題の本も意外と図書館にあったりします。
「貸出中」「貸出可」の表示もリアルタイムに表示。もし探していた本がなかったとしても、アマゾンのデータとリンクしているので本の写真やレビューなども見ることができ、購入もできます。
オリジナルの「本のレシピ」が面白い
「本のレシピ」機能では、ユーザーが自分のおすすめ本を紹介することができます。
この、紹介が単なるレビューだけでなくとっても面白い。たとえば
「歯医者さんの出てくる話を探している人」
「きのこの絵が好きな人」
「うどんの絵本が好きな人」
「おおきな食べ物の絵本を探している人」
「サンドイッチの絵本を探している人」
などのタイトルで、それぞれ興味のある人向けの本が紹介されています。
「いったいどんな本を紹介してくれるんだろう?」と、紹介タイトルを眺めているだけでもワクワクします。(食べ物に偏ってチョイスしたのは、個人的な嗜好です)
本のレシピの中にある「こんな人におススメ」リストも、見ていると嗜好の偏りを感じられて非常に魅力的。紹介リスト一覧で「うなぎに興味がある人」なんてのもある。
「そんな人業者以外にいるんかい」と思うのですが、世の中は広い。
知らない世界を知れるのは楽しいですね。
本と他人の嗜好の世界を覗ける「カーリル」。
図書館の蔵書検索以外にも楽しみができそうです。