病気-摂食障害

おにぎりはおやつだ

おにぎりは「おやつ」だと思っている。 考えても見て欲しい。こんなサイズでお腹が満ちるわけがない。 おにぎり=おやつ 飯はどんぶり。おにぎりはおやつ。 「飯はどんぶりで食ってこそ」 そう思っていた。 メインの食事としておにぎりなんて食べても、長時…

【病気×婚活】40代、持病ありのマッチングアプリでの出会いについて

マッチングアプリは、持病があるひとの出会いの場として「あり」だと思っています。 なぜなら、わたしが今のパートナーと出会ったのもマッチングアプリだから。 先日最終回を迎えた、五十嵐貴久原作の”オトナの土ドラ「リカ」”は、出会い系アプリで知り合っ…

【食べると生きる】「ライオンのおやつ」小川糸(おがわいと)

近頃、というか40代になってから「ちゃんとした本」を読む機会が減ってしまった。本を読まないわけではないけれど、どちらかといえば「実用書」の部類が増えた。「〇〇をするための〇つの方法」「効率的な企画書づくり」みたいな、仕事に直結するような本…

障害の当事者会で疎外感を感じてしまったこと

「障害の当事者会」というのに参加したことがあります。 わたしは20年来の摂食障害と、最近診断がついた発達障害と慢性疲労症候群を抱えています。あまり「病気を抱えている」という表現は好きではないのですが、他にうまく伝わる言葉が思いつきません。 …

「しょうがない」と思えない時はそこから全力で逃げるのもありだと思う

先日、昔の職場の方と食事をする機会があった。 彼女は「橋本病」という甲状腺の病気にかかっていて(成人女性の7人に1人が素質を持っている)最近退院したところだったんだけど「〇〇さんの住まいの近くに通院してるんでランチしましょう」ということで、…

ゴーヤの苦さを美味しいと感じるのを大人になるとは言わないけれど

以前は楽しめたものが前のように楽しめなくなったのは、自分の世界が昔より広がったからなのか、それとも味覚が落ちたからなのか。 「食わず嫌いはよくない」と思い始めたのはいつからだろうか。 20代半ばまで男性が苦手だったわたしは、当時勤めていたパン…

20年来の過食嘔吐が治ったきっかけのこと

寒くてすっかり目が覚めてしまいました。 今日は「過食嘔吐が治るきっかけ」について書きたいと思います。 「ある日」を境に止んだ過食 わたしは摂食障害20数年にして、ある日を境にほぼぴたりと過食が止みました。 本当に、「ある日を境に」なんですよね…

「治療と仕事の両立」って実際どれくらい現実的なのか

ブログにも書いているのですが、私は摂食障害を20数年、数年前に発症した慢性疲労症候群と発達障害があり、現在は療養生活を送っています。 療養生活に入ってしばらく、「早く仕事に戻らなければ」という焦りから生活記録をつけたことがあるのですが、一日…

「ふつう」の食事の量ってどれくらい食べればいいのかわからないと悩んでいるひとへ【摂食障害】

摂食障害になると「ふつう」の食事の量ってどれくらい食べればいいのか、わからなくなります。 痩せて見えるあの人やこの人は、ふつうどれくらいの量を食べてるんだろう。「適量」がわからない・・・結局満足できず食べすぎたりリセットしたりしてしまう。以…

無自覚のストレスに気づくこと

わたしが「発達障害コミュニケーション指導者」という資格を持っているのは以前の記事でも書いたのですが mpls55409.hatenablog.com 現在は文部科学省後援の「こころ検定」という資格にも関心があります。 「こころ検定」とはどのようなものかというと 今ま…

病院に行って倒れて帰ってきました

先日、病院に行って倒れて帰ってきてしまいました。 診察前から調子が悪くフラフラだったのですが、3階から1階のレントゲン室に行く時点で「あ、けっこうダメかも」と思い、水が飲みたいと思っても数メートル先の自販機まで歩く力もなく。 そのまま診察室…

休職中のリハビリのための行動を「元気に見える。病気はうそなんじゃないか」と言われてしまうこと

病気療養中の方が、体力・気力の回復や職場復帰のために外出したり、行動している姿を見て「遊んでいる」「ほんとは元気なんじゃないのか」と言われて悩んでいる、というのをネットの相談記事などで見かけることがあります。 労務に関する問題の相談サイトな…

コンビニのイートインでまったりとしていたら「クレジットさん」と呼ばれていた過去を思い出した

最近のコンビニは、どこもイートインありますね。 中でサクッと食べたり、コーヒーを飲んで休憩できるので非常にありがたいです。 長い距離を歩けず疲れやすい体になってしまった現在は特に、どこにでもあるコンビニで一休みできるスペースがあるのは助かり…

恋と仕事を失って”食べる”が売りのホステスになったときのこと

久しぶりに父親と電話で話をしました。 「お店に行ったら”ジュンちゃん”て子がお前によろしくって言ってたぞ」 ジュンちゃん、というのは私のホステス時代の同僚で、私が働いていたお店に他店から移籍してきた女の子です。天然で悪意がなく、森口博子似の歌…

摂食障害の歯の悩みについて

「歯を見せて笑えない」 以前に書いた過食嘔吐とトイレ(浄化槽)問題と同じく、摂食障害(過食嘔吐)が長くなると出てくる悩みです。 mpls55409.hatenablog.com 過食嘔吐の人は、食事が多量で長時間に渡ることが多いため、むし歯になりやすいです。私は嘔吐…

病気で休職中に「仕事を辞めるべきか、どうするべきか」迷ったときにしたこと

決断を先延ばしにするのは悪いことじゃない、時には人に委ねてもいい 決断は先延ばしにしないほうがいい、なんてよくビジネスの指南書とかでよく聞きますが、先延ばしにした方がいい時もあります。 最近はなんでもスピード重視の世の中で、効率化が謳われて…

摂食障害と発達障害、慢性疲労症候群の関連性について

摂食障害、発達障害、慢性疲労症候群(ME/CFS)を関連付けた研究情報は、ほとんど目にしたことがないのですが(個人の考察などは除く)、個人的には関連があるのではと思っています。 この3つは、脳の機能・免疫機能などが関係する病気です。 index 原因は免…

病気を理由に恋愛や結婚を諦めるということ

「病気でも恋愛はできるのか」 「病気を受け入れてくれる人はいるのか」 病気や何らかのハンディキャップを抱えた人が恋愛をするときに、必ず抱いてしまう悩みです。そこそこ色んな恋愛をして、いい歳になった今でも、いまだにこの言葉が頭から抜けません。 …

過食嘔吐とトイレ(浄化槽)問題

摂食障害(過食嘔吐)と切っても切れないのが「トイレ(浄化槽)問題」です。 あまり綺麗な話ではないので書きづらいのですが、これにみなさん悩まれて居るのではないでしょうか。異臭問題(特に夏)や、たびたび業者を呼んで不審に思われないかとビクビクし…

摂食障害の人はお菓子作りが得意になってしまう件

食べる病気も長くなると、お菓子作りが上達します。 基本的に摂食障害の人は、作ったものを自分で食べず、人に食べさせることが好きな傾向があります。私も休日はよく、1日中台所に立ってストックを作っていました。 index 当時よく作っていたのは「パルミ…

病気と金銭の問題。終わらないカードの返済に疲れ果てた時に

病気になってもお金は必要。 それは、体を壊したことがある人なら身に染みて感じているはずです。 働いて雇用保険をかけていた人には、傷病手当金の制度はあるけれど最大1年半まで。治療が長引いた場合は障害年金の申請も視野に入れた方が良いでしょう。 け…

摂食障害(拒食症・過食症嘔吐)の1日~食事量とこだわりについて~

身長168センチ、体重34キロ。 これは、私が拒食症のピークだった時の体重です。 ちなみに、某県の2018年の小学生(10歳)の平均が身長140センチ、34キロ。小学生の体重と同じですね。痩せすぎです。 今となってはわかるのですが、当時は自分…

摂食障害の人に向いている仕事、向かない仕事

わたしは、摂食障害、発達障害のグレーゾーンで、現在は慢性疲労症候群も発症しています。発達障害で生活に大きな支障を感じ始めたのは、ここ数年で職種が変わってからなのですが、それまでは別段大きな支障を感じたことはありませんでした。 いま思えば、、…

食行動クライシス~摂食障害の強い飢餓感で爆食いしてしまうのを防ぐ方法~

「お腹が空きすぎて何も手につかない。。」 こんな経験はないでしょうか。タイミングよく食事が取れたらいいですが、長引く会議や仕事、予定の関係で思うように食事が取れない。そんなことって誰でもありますよね。摂食障害の方以外でも、耐えられない空腹に…

「食べるひと」

index 食べるひと 摂食障害とは 発症の原因 相談機関 さいごに 食べるひと 今ではすっかり普通の胃袋となったわたしですが、1年ほど前までは 『食パン1斤』『インスタントラーメン5袋』『ドーナツ10個』『ポテトチップスビッグバッグ2袋』『炭酸1.5…