先月検体を送っていた遺伝子検査キット GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)の解析結果が来ました。
メールでの解析完了通知は来てなかったんですが、アプリにアクセスしたら「解析完了」の文字が。迷惑メールフィルター設定に弾かれてしまってたんでしょうかね。
・9月13日(金)にサンプルをポスト投函。
・18日(火)に「検体を受領しました」とメール通知。アプリでも結果を見れるということなので、インストールして結果待ち。
・10月5日(土)にアプリのステータスが「解析中」から「解析完了」へ。
公式では、結果は約1か月後とありますが、検体受領後17日ほどで結果が出ました。
肝心の結果は以下の通りです。
先にお伝えしておきたいのは、遺伝子検査キットはあくまで「遺伝的にリスクの高い病気や体質」を解析するキットだということです。生活習慣に起因する病気や現在かかっている病気を見つけ出すキットではありません。(病院で行う遺伝子検査とも異なります)ただ、自分の体質や遺伝的な疾患リスクを知ることで、今後の生活における注意点などの参考になるのではないでしょうか。
まずは疾患リスク「高」から。婦人科系の疾患リスクがやや多いですね。
この21疾患の中で実際に羅漢している・したことがあるのは「ノロウイルス感染」「スギ花粉症」「アレルギー性鼻炎」「心的外傷後ストレス障害」「鉄欠乏性貧血」の5つです。
疑いを受けて何回か検査を受けたことがあるのは、「結核」「バセドウ病」。母が私を出産する前にバセドウ病になっていたので、遺伝的なものはあるのかもしれません。
あまり聞いたこともない病名もあるので、オッズ比(同じ遺伝子の人が発症する確率)の高い順に見ていくと
落屑症候群(らくせつしょうこうぐん) 【オッズ比49.29倍】
1より高いと疾患リスクが高くなっていくというこの検査結果。
実に、49.29倍のオッズ比です。ほとんどが1~3倍以内だったのにこれだけずば抜けていますがなぜでしょうか。
解析遺伝子の信頼性度も1~3あるうちのMAXの「3」なので特に気を付けた方がよさそうです。あと、この病気はいまのところ明確な予防法はないようです。定期的に検査を受けた方がいいと書いてありました。
落屑症候群は目の水晶体表面に"ふけ"のような沈着物が見える疾患です。この沈着物が目の中の体液の流れを妨げることで縁内障を引き起こしやすくしたり、水晶体の位置ズレを起こしやすくなります。そのため、落屑症候群の方はこれらの病気の発症に気を付ける必要があります。
スギ花粉症 【オッズ比12.6倍】
これはもう発症していますが、4人に1人が発症していると書かれている通り、普通の結果かなと思います。
乳房外パジェット病 【オッズ比2.88倍】
皮膚がんの一種ということですが、男性で60代以上の男性に多いということなので、あまり心配は必要ないのかなと感じました。
バセドウ病眼症 【オッズ比2.31倍】
バセドウ病の発症に伴って目に出る症状のことだそうです。バセドウ病はストレスも発症に起因するのではと言われているので、なるべくストレスフリーな生活を心がけたいものです。働く環境は大事です。
次に、疾患リスクレベル「やや高い」を見ていきます。
胆嚢がん 【オッズ比6.95倍】
発症率が人口10万人に対して女性18人という確率なので、こちらもあまり心配は必要なさそうです。
冠動脈攣縮 【オッズ比3.28倍】
攣縮(れんしゅく)とは「けいれん」のことで、冠動脈でけいれんが起きることを冠動脈攣縮と言います。冠動脈でけいれんが起きると、一時的に冠動脈が狭まり、狭心症を引き起こします(攣縮性狭心症)。
この冠動脈の攣縮による狭心症は、夜間や早朝などの安静時に起きやすい傾向があり、特に日本人に多い狭心症のタイプであると言われています。
喫煙習慣は危険因子と見られており、冠動脈攣縮の予防には禁煙が大事であると考えられています。
一時期、ライフログを取るために計測していたのですが、寝ている時の心拍数や脈が異常になる時間帯があり、気になってはいました。ちなみに、飲酒・喫煙はしないので予防はできているのでしょうか。
気になったのは以上の項目くらいで、あとはオッズ比2倍くらいのあまり心配のなさそうな結果でした。職業性ジストニアというのが4.33倍でしたが、体の不随意運動が起こる状態というのが実際今あるのでそのあたりも少し納得しました。
ちなみに、母方のルーツがわかるというミトコンドリアハプログループは「D4」
日本人の中でも35パーセントほどを占める最大グループです。弥生人を祖先に持つと考えられており、Dグループの遺伝子は長寿に関連しているという研究結果もあるようです。別に長生きはしなくてもいいのですが、健康ではありたいものです。
今回遺伝子検査キット GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)を使ってみて、自分の遺伝的な病気の発症リスクがわかったのは良かったと思います。あくまで遺伝子解析から見た「可能性」なので、今後の保険を考えたり、ライフスタイルを改善する上での参考として活用するのが良いのではないでしょうか。
ちなみに、こちらのキットは疾患・体質・リスクレベルの項目があるのですが、体質のところでひとつショックだったことがあります。それは
胸の大きさ「やや小さい」
これを見て長年の疑問が氷解しました。わたしの胸の小ささは遺伝子から来ているのです。しかも「やや」どころではなく「ほぼ」ありません。ずっとこれは摂食障害のせいだと思っていたのですが、そうでもないようです。
そうです。遺伝子も言っているとおり、確かに小さいのです。だから洋梨体形と言えるのでしょう。曲解して言えばミロのビーナス体型です。
すみません、言いすぎました。
しかし、この年齢まで引きずっていたコンプレックスの答えが出たようでうれしいような悲しいような複雑な気持ちです。
その他、「前歯の裏の形」など、それ何の役に立つの?という項目から、匂いの感じやすさや筋力について、加齢による能力の低下度や計算処理速度などいろんな項目があります。時期によって割引率が変わったり、割引クーポンもあるようなので、興味のある方はお得な時期に購入してみるのもいいかもしれません。