摂食障害(過食嘔吐)と切っても切れないのが「トイレ(浄化槽)問題」です。
あまり綺麗な話ではないので書きづらいのですが、これにみなさん悩まれて居るのではないでしょうか。異臭問題(特に夏)や、たびたび業者を呼んで不審に思われないかとビクビクしたり、高額な修理費に頭を抱えたり・・・
摂食障害の方のトイレの匂いや配管の詰まりの原因として
などが考えられます。
量に関してはどうにもならないとしても、バクテリアが死滅する原因となる洗剤の使用注意や活性剤、浄化槽に溜まった油等を分解する薬剤などは業者・ホームセンターなどからの購入で対策が可能です。
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「な、流れない・・・どうしよう」「トイレ壊れた」
過食嘔吐なおらず、
— まるこ (@may12mn) June 12, 2019
ついにトイレ詰まらせてしまい
業者呼ぶはめに、
泣きたい。
家のトイレ壊れた。
— やぁ 摂食障害10年目 (@FzwgH3) November 22, 2016
直るまで吐けないから
急いで外に吐きに行っちゃった。
めちゃくちゃ惨め、そのくせまた過食したい、、この衝動どうやったら止められるんだろう、、#摂食障害 #過食嘔吐
もう何度こんな場面になったことか。
生ごみ流してないですか?
どなたか糖尿病の方がいますか?(糖尿病の方の薬も菌を弱らせてしまうようです)
と浄化槽の異常で業者を呼ぶたびに、こんなことを言われてました。
なぜ流れなくなって(壊れて)しまうのか
業者の方がHPで原因を書かれていました。
smilesuidou-stuff.blogspot.com
固形物に関しては、詰まりの原因だろうと思っていましたが、トイレットペーパーを大量に流すのも良くないようです。過食の頻度と量というのは、病気でない人が想像する以上に凄まじいものなので、流す量と中身が一番の問題かと思います。
後に記載するのですが、大量に流すから処理しきれない油が浄化槽に溜まるのではなく、そもそも微生物は油が分解するのが難しい、というのは初めて知りました。
また、糖尿病や水虫薬も微生物に良くないそうです。
トイレを壊さないための注意・方法
一度死滅たバクテリアが再度繁殖するのには、3週間ほどかかると言われています。
浄化槽内の微生物を死滅させないための注意をすることで、悪臭や詰まりの発生を抑えることができます。
「クリーンプロテクト」という会社のサイトで、浄化槽関連のお役立ち情報があったので引用させていただきます。
浄化槽使用していく上での注意事項
浄化槽をよりよく維持していく上で、守って頂きたいことが ございます。
1.便器の清掃には酸性の洗剤は使わないこと。
バクテリアの弱る原因になります。
2.トイレではトイレットペーパー以外は流さないこと。
紙おむつ、脱脂綿、衛星用品等。パイプの詰まりや故障の原因になります。
3.髪は極力流さない。
髪は風呂場から流れてきますが、風呂場の排水口で受け止めないと浄化槽に 入っていきます。 髪はろ材に巻きつくとなかなか除去できなくなり、徐々に量が多くなってく ると、ろ床がつまった状態になり、機能不全に陥ります。 風呂場の排水口のネットが広い場合は、もっと細かなものをかぶせるなどし て極力流れ込まないような対策が必要です。
4.台所では野菜くずなどの生ゴミやてんぷら油は流さない。
5.カビ取り剤、漂白剤、消毒剤、強アルカリの洗剤なども避けてください。 どうしても使用する場合は少量にしてください。
6.洗剤は無リンのものを使用する。
7.ブロアの電源は切らないでください。好気性のバクテリアが死んで 悪臭が発生します。
8.マンホールの上にものを置かない。
引用: 浄化槽、汲み取り式トイレの臭いを断つ より
さらにサイトを見ていくと、業務用の強力なバクテリアもあるようです。
この強力活性バイオ(バクテリア)を一般に 普及している浄化槽に入れてあげるとすぐに活性化され、浄化槽本来の機能を取り戻します。 そして悪臭は3日~1週間で消えてしまいます。
引用: 浄化槽、汲み取り式トイレの臭いを断つ より
浄化槽のバクテリアについて調べてみたのですが
・水を入れると薄まるため、寝る前に入れて数日様子を見る
・効果を感じるまでそれを繰り返す
に注意して、悪臭がおさまるかを確認してみてください。
バクテリアは漂白剤などに弱いということなので、トイレ掃除の際にカビ取り洗剤などを使うときは、トイレットペーパーを便器の中に敷きその上から洗剤をかけ、流さずに取り除くなどの対策をした方が良いでしょう。
ちなみに、私は逆に匂い消しのつもりで漂白剤をドバドバ入れてしまっていました。(当然ながら、匂いはますますひどくなりました)
浄化槽の業者さんに、詰まりを防ぐためにもなるべく水をたくさん流せ、とも言われましたがこれはどうなのか・・・
どうしても、通常の家庭のトイレとくらべて汚れがちなのも、洗剤の使用頻度を
高める原因かもしれません。
もし、各種薬剤を使用する際には、業者に一度相談を行った方が良いでしょう。
一般的な浄化槽の寿命は10年ほどと言われていますが、どうしても私たちの場合は短くなりがちです。年に3回~4回ほど点検が一般的と言われていますが、浄化槽の装置も高価なものなので、交換が必要になる状態になる前になるべく対処したいものです。
最後に
なかなか相談しづらいことであり、摂食障害(過食嘔吐)の人には切実なトイレ(浄化槽)問題。
人知れず、この問題で情けなく悲しい思いをした方がたくさんいると思います。
私の場合は、主治医に相談したところ、医師が友人の浄化槽業者に対策を尋ねてくれました。直接聞きづらい方は、電話などで業者に尋ねてみるのもいいかもしれません。
病気と切り離せない問題なだけに「即、解決!」とはいかないと思いますが、
少しでもみなさんの悩みが良い方向にいきますように。