病院に行って倒れて帰ってきました

先日、病院に行って倒れて帰ってきてしまいました。

 

診察前から調子が悪くフラフラだったのですが、3階から1階のレントゲン室に行く時点で「あ、けっこうダメかも」と思い、水が飲みたいと思っても数メートル先の自販機まで歩く力もなく。

 

そのまま診察室に戻り、先生に「大丈夫?横になってていいよ」と言われて数分横になり、ほんとはまだ具合が悪いのに「大丈夫です。次の患者さんに迷惑なので帰ります」と謎の責任感を発動して会計に向かったはいいけれど、そのまま順番待ちをしている間に血が引いてきて手足がしびれてそのまま近くの看護婦さんのような人に「すみませ・・具合が・・」とろれつも回らなくなり倒れこみ気が付いたらどこかのベッドに運ばれていました。

 

先生は次の患者さんの診察中だったのですが、しばらくしたらやってきてくれたのですが「点滴をする」という先生に「大丈夫です。帰ります。大丈夫です」と言い続け、少し起き上がれる状態になったのでヨタヨタしながら歩いて帰ろうとしたのですが「次に倒れたら入院しなくちゃいけなくなるから!」と先生に言われて車椅子に乗りそのままタクシー乗り場へ。何か先生が言っていたけど、ほとんど記憶になくそのままタクシーの中に倒れこんで行き先を言ったあとはまた意識もうろうとなってしまいました。

 

実はこんな風に倒れることが日常では多いのですが、病院に行くときは比較的体調のいい日があたっていたんです。なので、先生も慢性疲労症候群の中でも自力で病院に来れる(バスやタクシーだけど)人という割と元気な認識だったのだと思います。「えっ、もしかしていつもはこんな風だってことなのか・・・」となにやら頭の上で言っている声が聞こえたのですが、返事する力もありませんでした。

 

元気なときは元気なのですが、この病気になってからは電池が切れたように動けなくなってしまいます。その電池が、切れかけの充電が持たない電池みたいな感じと言えば伝わるでしょうか。

 

しかし、なぜそうなるかの原因は不明です。元々、慢性疲労症候群というのは原因も効果的な治療法も確立されていない病気なのですが、効果があると言われる薬はいくつかあります。わたしが処方されているのは、十全大補湯という漢方薬と、痙攣止め(てんかんの薬です)だったのですが、今回からノイキノンという「(先生いわく)エネルギーを作るコエンザイムQ10みたいなのもの」が加わりました。

最初は補中益気湯という漢方が処方されていたのですが、効果がなくだるさが増してしまったので、現在は十全大補湯を飲んでいます。

 

当日は薬局に行けず、後日受け取りにいった薬の説明文には「心臓の働きを強める薬」と書いてあったけど、大丈夫なんでしょうか。ちょっと怖いです。

発達障害の薬の「コンサータ」は前頭葉の血流を活性化する薬で、ぼーっとしがちな頭がすっきりとなり目が覚める感じはするのですが、副作用でしびれや動悸が強くなりしんどいことも度々ありました。薬の効果は10時間ほどで切れるのですが(効果は12時間と言われていますが、わたしは10時間ほどで切れてしまうので1日2回に分けて飲んでいました)夕方ごろになると立っていられないほどの疲労感が襲ってくるのです。からだに無理をさせているということなんだな、と感じます。

現在は仕事をしていないので「コンサータ」は休薬しています。

 

考えてみると、仕事をしていた時は仕事に合わせて体に無理を強いていた気がします。

コンサータ」を飲んで頭を覚醒させて、毎日体が痛くて整体やマッサージに月に数回回行き、食事のコントロールができないので栄養補助食品を取り、家に帰ってからも職場の課題や報告のまとめを何時間もしていたり、毎日熱があっても「みんな体調悪くても仕事にきてるんですから」と言われて休みが取れず倒れるまで病院に行けない。睡眠時間は4時間くらいでした。その分、休日は疲れ果ててほぼ寝たきりです。

 

今は仕事をしなくていいけれど、体力がないのでほとんど家の中に居ます。

最近はすこし長めに外出できるようになりました。

身体が思うように動かないというのはなかなか見た目でわからないので、身近な人にもなかなか伝わりません。彼にも「寝てばかりいないでせっかくだから好きなことをしに出てみれば」と言われてしまいます。

 

困ったなあ・・・と考えて、体調のいい日に「朗読会」という”本を紹介&朗読する会”を見学してみることにしました。家の近くのカフェでも何回か催されているようです。参加者は知らないひとばかりだし、1時間だけという短い時間なので人目を気にすることなく見学できそうです。

そういえば不思議なことに、歩くとふらつくのに自転車には乗れるんです。(ちょっとふらふらはしますが)家から100メートルのコンビニに歩くのがちょっとしんどいので、買い物に行くときは自転車に乗るか押しながら車体に寄りかかって歩きます。買い物袋をぶらさげるのが重いので、そんな時はかごがあるので便利です。ただ、車体のバランスを崩したときは支える力がないので、周りに迷惑をかけないように気を付けないといけません。

 

なんだかとりとめもない話になってしまいましたが・・・

 

「具合が悪いときは変な遠慮はしない」

「周りがどうであろうが、人は関係ない。自分がきついと感じたらきついんだということ」

「多少ずうずうしくなった方がいい」

 

病院から帰ってきて倒れて横になりながら「それがお前に足りないことだ」と彼に言われたことを反芻する1日でした。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村