無自覚のストレスに気づくこと

わたしが発達障害コミュニケーション指導者」という資格を持っているのは以前の記事でも書いたのですが

 

mpls55409.hatenablog.com

 

 

現在は文部科学省後援の「こころ検定」という資格にも関心があります。

「こころ検定」とはどのようなものかというと

 

今まで無意識で気づかなかったこころを学問として学び、こころとは人の生活や社会でどのような影響を与えているのかを理解します。基礎心理学を中心にこころのメカニズムを知識として理解し、より良いこころの環境を作り出せる人を育てます。

引用:~主催「日本学術会議協力学術団体 メンタルケア学術学会」2019年度文部科学省後援こころ検定受験要項冊子より~

 

「こころ検定」は4級~1級まであり、2級までは誰でも受験できます。年に4回ほど受験の機会があり、ちょうど今(2019年9月30日(月)~10月31日(木))は、2級~4級の受検申込期間となります。

 

わたしはストレスをためやすい性格で、ストレスの原因をストレスだと思わないようにする癖が余計にストレス度を悪化させているというのに最近気づきました。

 

以前、職場で無視や嫌がらせを受けていたことがありました。

 

いまでこそ、それが「嫌がらせだった」と言えるのですが、当時は「わたしが至らないゆえの指導」だと思っていました。しかも、無視や嫌がらせをするのは上司が見てない時だけ。それ以外の時は全然態度が違います。しまいには仕事の失敗の濡れ衣をかぶせた上に「わたしのことを上司に言いつけてないですよね!」と言ってきました。

 

なるほど、理不尽なことをしている自覚はあるんだ・・・と思いました。(そもそも「言いつける」って子供か、という話ですが)

 

思ったんですが、そんな風に言われても「私に何か悪いところがあるからこの人はそう言ってるんだ。この人がひどい態度をするのは私が仕事ができないせいなんだ・・・」

 

とその時は思うようにしていました。

でないと、あまりにもひどくて辛すぎたからです。

 

・・・が、あらためて書くと卑屈すぎますねこれ。卑屈すぎて自分でも気持ち悪いです。この時は慢性疲労症候群も発症していたので、身体も思うようにいかず大変つらい時期でした。人間、身体が弱ると気持ちも弱くなってしまいます。

ちなみに、上司には「君は十分できてるよ」と言われていました。

 

事情を知っている同僚や家族は「そんだけ言われてなんでやり返さないんだ。なんで会社に言わずそんなやつをかばうんだ!」と言うんですが、わたしはクローズド就労の発達障害でもあり、人と同じようにできない部分も多々あります。その負い目から、常にだれかにストレスをかけてるんじゃないかという気持ちがあり、ただ相手が悪いとは言えませんでした。しかし、理由はどうあれ人からひどいことは言われるのはやはり自分にとってもストレスです。

  

この「いじめ行為」を嫌だという気持ちにふたをして「相手がよかれと思って自分に対してしていることだ」と、辛い気持ちと逆の行動をとること。

これが心理学的でいう防衛機制の一種で「反動形成」に当たるのかなと思います。けれど人は、こころと逆のことをしつづけると積み重なったストレスがいつか爆発してしまいます。

 

こころのコントロールというのは簡単ではないですが、まず自分のこころを知るというところから始めてみるのもいいのでは・・と思います。

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