【記録】慢性疲労症候群(CFS)の経過と今後

原因不明の発熱、疲労が続き慢性疲労症候群と診断されてから、1年近く。

最初に発症してからは、3年以上になる。

 

現在は治療のため、漢方の十全大補湯「ノイキノン」を服用中。

気休めかもしれないが、免疫力を高めるというクロレラの錠剤も飲んでいる。

 

 

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFSとは

 

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は、「労作後の不調」(労作後の全身性労作不全)を特徴とする多系統慢性疾患(WHO国際疾病分類では神経系疾患)です。

労作後の不調とは、PEM、または、クラッシュと呼ばれ、体を使う活動、頭を使う作業の後、激しい消耗、衰弱、症状の悪化を引きおこし、何日も、何週間も、身動きの取れないほどの症状に苦しむ全身性労作不全のことです。睡眠や休息で回復する一般的な疲労とは異質のものです。

免疫障害、神経機能障害、認知機能障害、睡眠障害、自律神経障害を含み、その他の症状に、広範囲の筋肉痛・関節痛、咽頭痛、リンパ節圧痛、頭痛などがあります。

 

引用:「まーくはうすぷろじぇくと」HPより

https://www.markhouse-projects.com/

 

最初のころは、「補中益気湯」を飲んでいたのだけれど、体調が悪化してしまい「十全大補湯」に変更になった。どちらも、身体の補気(気を補う)という効果は同じだが、十全大補湯の方が体力低下が著しい人向けになるらしい。

 

ノイキノンは、「心臓を強くする薬」と書かれているが、コエンザイムQ10のようなものだ。エネルギー効率をよくするための薬のようだが、効果のほどはちょっと怪しげ。でも、これを飲むようになってから、息切れになることは減った。

 

十全大補湯の効果

最初の数か月はほとんど効果を感じず。

体がだるく、1日の半分を寝て過ごしていたので、服用も1日1~2回程度。(本来は食後3回)

 

効果を感じ始めたのは、半年過ぎた頃。主治医に「食事を取れなくても1日3回は服用した方がいい」と言われ、食後以外にも、食間・寝る前と服用を増やしたところ、前よりも安静時の疲労感や痛みがいくらか軽減してきた気がする。

すぐめまいをおこしていたのも、だいぶ改善された。

 

以前は、何もしなくてもだるく、食事をするだけでもすぐに疲れた。横になって体を休めてばかりの毎日だった。今は本も、休みながら読むことができるようになり(以前は数ページで疲れてしまい頭に入らなかった)時間がかかるけれど、パソコンで文章も書けている。気を付けながらであれば、たまに少し長めの外出にでかけることもできる。

 

病気と今後

現状が上向きなのは、薬だけのおかげなのかは不明だが、寝てばかりだった日々から「何かをできるようになる」のはすごくうれしい。「何もできない」から「何かができる」は、ゼロが1になるのと同じで全然違う。なかなか周りには理解されがたい病気なだけに、回復への道が見えてくると、この先に希望も見えてくる。

 

体が思うようにならなくなると、前の自分と比べて「前はできたのに・・」「これしかできない」と思いがちだ。でも、できなくなったものより「いま、できること」に目を向けていこうと思う。

 

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